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Tuesday, 03 February 2009

唐崎から見た琵琶湖

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赤く燃える朝日が琵琶湖の上をずんずんと空に舞い上がる。その下の湖面に照らされた長くて赤い光は、まるで結婚式の時のバージンロードのようだ。

こんな風に、湖の向こうに朝靄が立ち込める中、朝日が昇っていく幻想的な風景は、浜松で見るのとはちょっと違う。琵琶湖は京都のすぐ東側に位置し、数々の歴史を残してきた。

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唐崎の松の背後に広がる湖には、そんな歴史の重みを感じさせるものがある。よくは存じないが、歌川広重の描いた「唐崎の夜雨」とは、この琵琶湖を背景にした松を見ながら描いたものらしい。

そう思うと、歌川広重が見たものを僕はこの一瞬だけでも共有したことになる。

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やっと日が昇る頃なので、まだ駅のプラットホームにも電気がついている。ここ、唐崎は京都から湖西線で10分程のところにある。

こんな早い時間から電車に乗って、どこまで通勤するのだろうか。

まあ、姫路までは行かないだろう。せいぜい大阪ぐらいまでか?京都から近いので、大半は京都まで通っているのだろう。

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浜松にいるはずのコーディーがなんでこんなところにいるのかって?実は、「多文化共生」に関するテーマで、ここ唐崎まで研修に来たのである。

地域の外国人の問題に携わる仕事をしている専門家が全国から集まってきている。

浜松も外国人は多いが、同じように外国人が多く住む地域でも、他の地域の様子を聞いてみると少しずつ特徴が異なっているようだ。

浜松の佐鳴湖と琵琶湖とが、同じ湖なのに風景が異なるのと同じだろう。

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これが佐鳴湖の風景です。唐崎に来る前の日に撮った写真です。

外国人も日本人も同じ地域に住むもの住民としては同じであるが、皆それぞれ異なった言語や文化的価値観を持っている。しかし、それら異なったものを否定してしまっては、お互い共存することはできない。

見た目はちょっと異なると思っても、いったんはそれらを受け入れ、よく観察してみると、実はお互いに共通点を見出すことだってある。

琵琶湖と佐鳴湖が、それぞれ風景は異なるが水質汚染の問題を抱えている点では共通しているのと同じである。

そんな共通点に出くわしたとき、人はお互いに親近感を持つようになり、自然と仲良くなっていくのではないか、と僕は信じている。

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旅行・地域」カテゴリの記事

Comments

文化の違う人達と調和を保つにはお互いの努力、協力が必要。

私の職場では日本人、メキシコ人、中国人、台湾人、韓国人、タイ人、イラン人がいる。皆それどれ考え方が違うから、“なんて非常識な!!!”とこちらが感じることも“文化の違い”で通されてしまうことがしばしば。

分かり合おうと思っているのはこちらだけで、解らなくてもいい、僕たちはこれが普通だから、そちらには合わせられない、と押し切られることばかり。

文化の壁ってとても高い。

Posted by: YUKO KITCHEN | Wednesday, 04 February 2009 at 12:16

YUKO KITCHEN さん

文化の壁って、そう簡単には超えられないものかもしれないね。

今の日本は不況のどん底に落とされて、今まで日本人と交流を持つことなく、日本語も学ぼうとしなかったブラジル人が、これからは日本語も覚え、日本の社会でなんとかやっていこうと、歩み寄っている。

確かに不況で多くの人が苦しい生活に陥ってしまったけど、それを機会に日本の社会全体が大きく変わろうとしているのを感じるよ。

文化の違いはお互いにとって、しばしば苛立ちをもたらすものかもしれないね。7か国の人が同じ職場に集まれば、それは尚更のこと。熾烈な闘いが日々繰り返されていることでしょう。

分かり合えるまでには時間がかかるけれど、一方が他方の文化を一方的に否定せず、お互いが尊重しあえるような関係を築こうとして、日本でも今、多くの人が切磋琢磨しているよ。

Posted by: コーディー | Sunday, 08 February 2009 at 16:51

コーディーさーん!

こんちは、早速来ましたO泉のクリハラです!いつぞやはお世話になりました☆

写真綺麗ですねー!
これからもちょくちょく見に来ます☆

Posted by: クリハラ | Monday, 09 February 2009 at 21:55

クリハラさん

僕のブログワールドへようこそ!O泉と浜松、共にブラジル人が多い点で共通してますね。O泉のブラジル人にまつわるネタも積極的にご披露おねがいします。wink

愛用してるカメラ、まだまだ僕の技術の方が足を引っ張ってますが、これからもたくさん撮って腕を磨いていきますので、応援よろしく!

Posted by: コーディー | Tuesday, 10 February 2009 at 23:20

こんにちは、田舎からです。

こちらは、いつもなら雪の中に埋もれているはずらしいのですが今年は例年にない雪不足のようで家にあったかまくらも溶けてなくなってしまいました。
以前、新居町の大倉戸観光農園のイチゴを主人の職場にお土産に持って行ったら「おいしい!」ということで、今職場や回りの人では浜名湖ブームで今日もおばさま4人ほど出かけているところです。ひるがのもいいですが離れてみると浜名湖も本当に良いところだと感じています。

Posted by: ひるがのの森 | Sunday, 15 February 2009 at 16:00

ひるがのの森さん

家にかまくらがあったんですか?!それはすごい!でも、暖冬で溶けてしまったんですね。残念です。まだ残ってれば、入りに行ってたのに。coldsweats01

新居町にそんなにおいしいイチゴ農園があるんですか?そろそろイチゴ狩りのシーズンですね。浜名湖周辺をドライブすると、この時期はよくイチゴ狩りの看板を見ますね。でも、うちは毎年この時期になると、掛川の大須賀海岸の方にある「赤ずきんちゃん」というハウスで、大きな紅ほっぺを食べることになってるんです。今年はもしかしたら「章姫」にトライするかもしれませんけどね。

遠く離れて、初めてそこの良さに気付くものなんですね。僕の場合は、学生の頃に過ごした関西や実家の藤枝の良さが、浜松に来てから分かるようになりました。

Posted by: コーディー | Sunday, 15 February 2009 at 23:05

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